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美食ダイエット法
食欲の秋。気になるのが体重。食欲と肥満の板挟みを切り抜ける食べ方を、専門家に聞いた。スポンサードリンク
●熱い物は熱いうちに食べる
食事のあとは体温が上がる。体内のネルギ一代謝が高まるからだ。この「摂食に伴う体熱産生の増大反応」は食後約一時間で頂点だ達し、そのあと少し低下も、そのまま横ばいか、やや上がっていく状態が約六時間続く。すなわち食後のエネルギー代謝には、食後すぐ起こる第一反応と、そのあと長く続く第二反応とがある。肉を熱いシャブシャブ料理で食ベたときと、同じ肉でハンバーグをつくり、それが冷たくなってから食べたときの体温の上昇反応を比べた。すると、熱いシャブシャプを食べたときのほうが、第一反応も、第二反応もともに大きく現れた。
●おいしく食べる
ごちそうのフルコースと、それとまったく同じ食品をミキサーにかけて凍結乾燥したビスケットを一週間交替で食べ比べた。結果、カロリーも栄養素も同じなのに食後の酸素消費量は、食品そのままの形のごちそうのほうがずっと多く、減量効果も大きかった。目にもおいしそう、匂いも味もいいなど、食事にかかわる感覚が刺激されると、エネルギー代謝が大きいからだ。●よく噛んで食べる
やはりエネルギー代謝の反応が強く刺激される。また、よく噛んで食べると、食物の消化吸収を早めて、血糖反応(血液中の糖分が増える反応)が早めに出て、脳の満腹中枢を刺激し、それだけ早く食欲が抑えられる。反対に早食いすると、まだ血糖値が上がらず満腹感が起こる前に胃に多くの食物を詰め込んでしまうことになる。●食事を抜かない
太りたくないからと一日二食にしている人がいる。大間違いだ。一日の食事の総量が同じなら、食事の回数が多いほど肥満解消(あるいは防止)には効果的であることがわかっている。厚労省の国民栄養調査の報告にも「週に五回以上欠食している者は、欠食していない者より脂肪が多い」と、皮下脂肪の厚さを測定した結果が記されている。食事と食事の間があぐほど(空腹の時間が長いほど)胃腸の消化吸収の働きと肝臓の脂肪合成能力が高まり、食べた物が効率よくため込まれる。
●脂肪と糖分を同時にとらない
血液中の脂肪が組織に取り込まれるのには、リポたんぱくリバーゼという酵素の助けが必要だ。この酵素は、インスリン(糖質を処理するホルモン)の血中濃度が高いほど活性が高まる。インスリンは糖分をとったときに多く分泌される。甘い物を食べてインスリンが盛んに分泌され、リボたんばくリパーゼの活性が高まっているとき、脂っこい物を食べると、その脂肪は効率よく体の脂肪となって貯蔵されることになる。以上、要するに太りたくなかったら、朝・昼・晩、うまいものをおいしく調理し、熱いうちによく噛んで食べるのが、最上のダイエット法ということになる。
とはいえ、食べ過ぎたらおしまい。「腹八分目に肥満なし」。なんだかんだ言っても、結論は、この常識に落ち着くようで……。
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