・ノロウイルスの予防法は
- その1 とにかく手を洗う
- 最も重要で、有効な予防方法です。
トイレの後、食事の前、調理の前、おむつ交換の後、嘔吐物や下痢便の処理の後などに、流水・石けんによる厳重な手洗いやうがいが有効です。
また、症状のある方とのタオルの共用は厳禁。
小さな子供がいる家庭では、普段から排便後や食事前の手洗いを習慣づけることが重要です。
- 手のひら
- 指先
- 指の股
- 親指
- 手の甲
- 手首
流水で30秒くらいは洗い流しましょう。
また、なるべく指輪などのアクセサリーははずしましょう。
共用タオルは使わずに、自分用のタオル・もしくは使い捨てのペーパータオルを使用するとよいでしょう。
石けんには、直接の殺菌力はありませんが、
・油分と一緒に手についたウイルスを浮き上がらせる
・すすぎを行うことにより手洗いの時間を長くする
・・・といった効果があります。
- その2 嘔吐物・下痢便の処理
- 感染者の嘔吐物や下痢便には、ウイルスが大量に含まれています。
わずかな量が体内に入っただけで容易に感染するウイルスなので、その処理については十分注意が必要です。
- できる限り子供や高齢者の方を処理場所から遠ざけて下さい。
処理の時に、ウイルスを含んだ飛沫が舞い上がるので、処理をする人以外は少なくとも3メートルは離れた方が良いでしょう。 - 吐物及び下痢便の処理は、すみやかに行うようにし、お子様や高齢者の方は出来るだけ処理をしないようにして下さい。
拭き取りの際にも飛沫が発生するので、無防備な方は絶対に近づけないで下さい。但し、放置しておけば感染が拡がる為、速やかに処理する必要はあります。
処理をされる方は、ご自分の防御の為、マスク・手袋(この場合の手袋はできるだけ使い捨ての手袋で汚物処理をしましょう。手袋をはずしたあとは、必ず手洗いをししてください。)をしっかりと着用し、雑巾・タオル(ペーパータオル)等で吐物・下痢便等が飛び散らないよう、静かにしっかりと拭き取ることです。オムツ等は、出来るだけ揺らさないように取り扱って下さい。
拭き取りに使った雑巾・タオルはビニール袋に入れて密封し、破棄して下さい(破棄しない場合は、水洗い後しっかりと煮沸消毒して下さい)。
その後、家庭用塩素系漂白剤を250倍ほどに薄めたもので、吐瀉物や下痢便のあった場所を中心に、広めに消毒を行います。
塩素系漂白剤を含ませた布でおおって、しばらくそのまま放置して消毒する方法もあります。
嘔吐物、下痢便の付着した衣類等は、他の衣類等とは分けて水洗いした後、塩素系漂白剤等で「つけ置き消毒」することが有効です。
もちろん衣類や雑巾を水洗いした場所も消毒が必要です。
- その3 調理時
ノロウイルスは、主に貝類の内臓、特に「中腸腺」と呼ばれている黒褐色をした部分に存在しています。
したがって、表面を洗っただけでは除去できません。
貝類は十分に加熱してから食べるようにし、湯通し程度の加熱で食べないようにして下さい。
少なくとも「85℃で1分以上の加熱」が必要です。
「加熱調理用」とされているカキを生で食べることは、絶対にやめましょう。
- 生野菜は、流水でよく洗うこと。
- ノロウイルスは熱や酸に強いため、「洗い流す」ことが、予防には効果があります。
また、調理を行う人は、石鹸やブラシなどで手をよく洗ってから調理にとりかかるようします。
- その4 症状が治まった後
- 症状が治まった後でも、数日間(長い場合は1ヶ月ほども!)ウイルスは便等から排出されますので、しばらくは注意が必要です。
下痢止めは逆効果です。しっかりと排便をするようにして、毒素(ウイルス)を排出することが大事です。
